【無痛分娩・硬膜外麻酔、出産で気になること・気をつけたいこと】無痛分娩・ヒプノバーシングとの併用

硬膜外麻酔は、多くの人にとって、出産や陣痛のためにできる最善のことだと思われがちです。出産予定日が近づくにつれ、友人や家族から「無痛分娩にしたら、楽に過ごせるよ!」と言われることもあるでしょう。

その反対に「無痛やってみたけど、痛かったよ!」という言葉を聞いて、落胆したり、困惑したり、本当はどっちなの? 人によって全然違うものだな…と思ったかもしれません。

「無痛分娩にしようかなと思ってたけど、痛みがゼロってわけじゃないみたい…」

「無痛を調べてみると、思ってた以上にハードル高そう…」

実際に、私のヒプノバーシング講座に参加される妊婦さんもこのように自問する女性が多いです。

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そして、よく受けるのが、「イギリスは無痛分娩の方が多いんですよね?」という質問。

でも、実際にはそうではないと思います。少なくとも、私はそう感じています!

その理由は、イギリスではリスクが低い、つまり母子ともに問題が少ない場合に助産師のサポートを受けて出産を行うからです。これは、日本の助産院に似たスタイルで、病院内に併設された助産院や独立型の助産院が存在します。

さらに、助産師からの勧めでヒプノバーシングを受講する方も非常に多いです。地域によっては、ヒプノバーシングを産前プログラムの一つとして選ぶことができる病院もあります。

次によく質問を受けるのが、

「ヒプノバーシングを受けたら、硬膜外麻酔は受けられますか?」というもの。

このシンプルな答えはイエスです。

なぜなら、ヒプノバーシングは特にママのマインドをケアしていくものだから。どんな出産方法でもそのポジティブな効果が期待できるんです。

当初、出産に対して恐怖心をもっていても、それを取り除くことができれば、安心して妊娠期間を過ごすことができます。

無痛分娩にしようかどうか迷っている女性も、トレーニングを受けている途中に、自分の指針が明確にクリアになっていき、うまく陣痛に対処できると、結果的に麻酔をすることなしに穏やかに落ち着いて自然分娩になるケースもあります。

出産の恐怖がなくなる

どちらにしても言えるのは、ヒプノバーシングの大きなメリットは「出産の恐怖がなくなって自分と赤ちゃんを信じて産める、できる」と脳を再プログラミングできるということ。そのため出産そのもののプロセスも好転していけるということです。


「自分は痛みがとても苦手」と思っている女性に、無痛分娩だけが痛みを軽減する方法ではないということを知って欲しいです。

硬膜外麻酔

医療介入は素晴らしいことがある反面、副作用やリスクもあります。硬膜外麻酔の利点とリスクを理解するためには、硬膜外麻酔とは何かを理解する必要があります。

腰に刺した針に、硬膜外カテーテルと呼ばれる細いプラスチックのチューブが入ります。硬膜外カテーテルが所定の位置に留まったら、針を抜き、その後、薬物が投与されます。痛み止めが効き始めるまで20~30分かかります。ですから出産間近の場合は硬膜外麻酔を行いません。

副作用とは?

副作用には、血圧の低下などがあり、これを安定させるために点滴をすることになります。より多くの薬を服用することになり、つながれているため動きが制限されます。陣痛で動きが制限されると、赤ちゃんを楽に下ろすために動いたり揺れたりすることができなくなります。また分娩時間が長くなり、鉗子や人工呼吸器、帝王切開が必要になる可能性が高くなります。

またトイレに行けなくなるので、膀胱カテーテルを装着することになり、皮膚のかゆみ、つわりや吐き気、100人に1人は頭が痛くなるなどがあります。また8人に1人は、硬膜外麻酔をしてもまだ感覚が残っているため、硬膜外麻酔が常に効くとは限らないということもあります。

また医学的に言えば、硬膜外麻酔は4センチ以上の子宮口の拡張で麻酔医によって行われるため、場合によっては麻酔医が待機することもあります。つまり多くの女性にとって、硬膜外麻酔を受ける何時間か前から陣痛を経験することになります。

このような強い感覚に対処するための強力なヒプノバーシングのテクニックを持つことは、とても意味があり、価値があることだと思っています。硬膜外麻酔が使えるようになる瞬間にあまり依存せず、穏やかな陣痛を可能にするからです。

ヒプノバーシングは、女性が肯定的で穏やかな出産経験を持つように力を与えることを目的としています。女性が自然に可能な限り快適な状態を保つことができる方法についてすべてを学び、女性には選択肢があることを学べます。

自分の出産に何を望むかはとても大切なことです。特に妊娠・出産のセンシティブな時期には、より自分の声に耳を傾けて欲しいと思います。

ヒプノバーシングを通して、どこで出産するにしても、出産にやさしい環境を作る方法を学ぶことができます。

硬膜外麻酔をしたからといって、それがあまり有益ではないということではありません。

硬膜外麻酔をしてもヒプノバーシングの効果は期待できるということです。

ヒプノバーシングはすべてのお産のためのものです。

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