出産に関する体験談で、陣痛中に夫が何かをしてくれるけれども、その行動が微妙にズレていて、感謝はしているものの「それじゃない」と感じて、結果的に余計にイライラしてしまうという話を耳にしたことはありませんか?
本当はお世話して欲しいんだけど、お母さんも自分のことで手一杯、何かして欲しいけどそれどころじゃない。お父さんも何かしてあげたいけど、何をしてあげたらいいのかわからずウロウロ・・・それどころか手持ち無沙汰に携帯スクロールしちゃったなんてしたら…女性はイライラしますよね。
実はお父さんも不安
できるならお互いの役割を知っておくこと、できることを事前にわかっていると、そんなイライラを回避できますよ。それどころか、お父さんも自分の役割をわかっていたら、お母さんの痒い所に手が届き、細かいところに気がついて配慮が行き届いてたら、出産時はもちろん、後々一生感謝されます。
お父さん自身も、実は不安だったり、怖がってたり、余計なことをするくらいならいない方がいいのかなって思うことも少なくないものなのです。
でも実際には女性は、一番パートナーにサポートしてほしいという人は多いものです。ですから妊娠期間から前もって取り組んでくださいね。悩みを共有できたら安心できるし、いざ生まれる段階になったときだけでなく、お母さんがサポートを受けていると感じることで、よりスムーズに出産が進むという研究結果もあるのですよ。
備えあれば憂いなし
出産について事前に知ってたら、本当に自分でコントロールできることがいっぱいあるんです。出産は予期できないこともあるけど、知ってたら余裕もできて余計なイライラや不安もしないし、結果、心の余裕も生まれて穏やかに過ごせて、お母さん自身の身体への負担も消耗も全く変わってきます。
ベクトルを合わせて
たとえ立ち合いができなくても、少しの時間しかなくてもそれまでの過程がとっても大切なんです。赤ちゃんを迎える前に夫婦の絆が深まるよいきっかけとして、愛する赤ちゃんや大切な家族のために、この貴重な妊娠期間と出産を今しかない大切な時間として大事に過ごしてくださいね。それが素晴らしい思い出となり、楽しい育児のスタートにつながることを願っています。